takano-hw’s diary

タカノハートワークス

ネパール徒然なるままに(昨年の記憶の整理)

こんにちは、糖質制限やダイエットとの話題とは異なる話です。弊社、タカノ株式会社は、15年程前に赤い花を咲かせる蕎麦があるという情報で、信州大学の蕎麦博士という氏原先生とネパールに行きました。

皆様、ネパールというところはインフラが整備されておらず、計画通電(日本では計画停電ですよね)という有様で、1日に配電される時間が決まっているのです。携帯等の充電は我慢できるのですが、給湯設備がすべて止まっており、冷たいシャワーがお出迎えです。まあ仕方ありませんが、カトマンズに入国してからポカラへ移動して、さらにヒマラヤの裾野に危なっかしいセスナで無事に到着。そこは標高3000m位のジョムソン空港なのです。しばらく3000mに体をなじませていよいよ4000mのムクチナートにジープで移動。やはり気分が悪くなりました。街道?を走る横にはヤクという動物がたくさん生息(放牧?)しており、大自然を目の当たりにしていました。ヤクという語源はどこから来ているとおもいますか?あれだけたくさんいるのですから、数えられなくてヤク(約)と命名されたのでしょう。

そんな高地を上り詰めると、赤い花を咲かせる蕎麦が繁殖しておりました。信州大学の氏原先生とその蕎麦の原種を日本に持ち帰り、日本で赤い花の蕎麦を咲かせる事に夢を抱いたのでした。しかしながら、夢ははて、何とやはり白い花を咲かせたのです。

もう一度、ネパールから原種の種を持ち帰り、信州大学の農園にて品種改良を10年間以上行ない、今では日本国内でネパールで見られる赤い花の蕎麦が咲いております。

現在は個人のお客様や自治体、公園事業主様などの支援により毎年、赤花そば祭りなどの行事を営んで頂いております。

4000m高地で咲く赤い蕎麦の花、自らが紫外線と戦う為の知恵を持った成果です。植物は自分で移動できませんので、子孫繁栄の為の知恵を持つものです。

赤いそばの花「高嶺ルビー」の物語

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